#3 ISSUGI「Rap Rush (feat. Mr.PUG, JJJ & ILLNANDES)から連想して、最後はカナダ産ヒップホップの話に。
自分の日本語RAPミックスを１曲ずつ順に紹介する企画、第３回。
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- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -３曲目は...
ISSUGI「Rap Rush (feat. Mr.PUG, JJJ & ILLNANDES)」
ISSUGIが2016年に始めた、月１枚のペースで７インチレコードをリリースしていく企画「7INC TREE」の記念すべき１曲目。
↑のYoutubeの映像は、当時「サイゾー動画」というサイトで毎週木曜に配信されていた「7INC TREE」という番組の一部。ISSUGIヘッズの自分は月額500円を払って欠かさずチェックしていました。2017年からは「FRESH LIVE」というサイトで無料配信されるようになったのですが、有料時代から見ていた人はどのぐらいいたのでしょうか。
7INC TREEシリーズのアナログはディスクユニオン限定発売で、しかもオンラインショップでは「平日の12時に販売開始」という社会人には辛いシステムでした。この「Rap Rush」も即完売となり、現在も中古相場は高めを維持しています。
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JJJによるアグレッシブなビートは、Jeru The Damaja「You Can't Stop The Prophet」と同ネタ、20年後に産まれた進化形ともいえる仕上がり。まぁネタ云々抜きにして最高です。
Jeruのこの曲、雑誌「FRONT」でZEEBRAが和訳しています。
「You Can't Stop The Prophet」と言えば、DJ Premierが手がけた代表作の１つ。元ネタはThe Crusaders「Chain Reaction」のラスト数秒。こんな終わり際の部分、自分なら既に針上げてそうです。
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曲の終わりを見事にサンプリングしたヒップホップと言えば、Pete Rock & C.L. Smooth「Lots of Lovin'」も外せません。
こちらはOhio Players「What's Going On」の、残り10秒も無い部分！
このネタの別フレーズが、2014年にGagle「Ca la mode」でも使われています。 「Lots of Lovin'」と同ネタとは思えないアッパーなビートに仕上がっていますね。
そのインストバージョンを手に入れるために奮闘した話も以前ブログに書きました。
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Jeruの曲でプリモがサンプリングした部分よりもちょっとだけ前のフレーズをサンプリングしたのが、Thrust「Emcee」（これはさすがにiTunesにはありませんでした。）
DJ的には声ネタとなったA Tribe Called Quest「Phony Rappers」と上手く混ぜてかけたいところ。
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Thrustのこの曲を知ったのは、MIX CDシリーズ「Underground Railroad」の７作目。DJ宮島によるカナダ産アングラ縛りのミックスで使われていたから。
自分はこのミックスで「カナダってやばいんやな〜」と知りました。だいぶ遅いです。
このミックスをきっかけにアナログで購入した曲。
Sic Sense「Positional Bypass」
UBAD「The Legacy」
SAUKRATES「Still Caught Up」はこのバージョンが良いですよね。
やっぱりこの辺はiTunesに無いです。レコードの大切さを再確認できました。
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第４回に続く...
